在ルーマニア日本国大使館
Embassy of Japan in Romania

 

ルーマニアに滞在される皆様へ

 

ライム病に関する注意喚起

在ルーマニア日本国大使館

 

 当地ではマダニの刺咬により媒介され感染する「ライム病(Lyme disease)」の発生が報告されています。マダニの活動が活発になる春から夏に郊外や森林でハイキングやキャンプをする場合には注意が必要です。

 

1.発生状況

当国感染症予防管理センターによると2012年の1年間に報告されたライム病患者は1,762名、うち診断確定患者は約半分の878名でした。確定患者数の多い地域はシビウ(211名)、アルバ(72名)、ボトシャニ(108名)などで、ブカレストでも13名の患者が確認されています。

2.症状

マダニ刺咬後1ヶ月以内の感染初期に刺咬部周囲にリング状に拡がる紅斑が8割ほどの患者でみられ、インフルエンザ様症状を伴うこともあります。その後、数ヶ月以内に心病変、神経症状、皮膚・眼病変を起こすことがあります。さらに慢性期では数年かけて関節炎や皮膚炎を起こします。ヒトからヒトへの感染はありません。

3.感染予防法

森林に入るときにはマダニに咬まれないよう長袖、長ズボンを着用し、防虫スプレーなどを使用してください。またダニの付着が判別しやすい色の服を着用すると良いでしょう。マダニは森林などの歩道や野生動物の通り道の近傍にある草木の葉や枝に潜んで吸血の機会をうかがっています。本疾患を予防するワクチンはありません。

4.ダニに咬まれたときの対処法

吸血中のダニを無理に取ろうとすると、口器だけが皮膚内に残り、化膿などの原因になります。ピンセットで注意深く除去する必要がありますが、不安な場合は医療機関を受診することをお勧めします。

5.ライム病が疑われる時

確定診断には免疫学的な血液検査が必要ですが、ブカレストなどでも診断可能ですので、まずは家庭医などにご相談ください。治療は抗生物質の投与を行います。

 

 

 

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