在ルーマニア日本国大使館
Embassy of Japan in Romania

 

 

麻疹(はしか)に対する注意喚起


2017年3月29日

在ルーマニア日本国大使館

  1.背景
  ルーマニア国内では2016 年2 月から麻しんの流行が続いており,2017 年3 月10 日時点で3,400 例以上(うち死亡17 例)が確認されています。これまでの流行状況や国内の低い予防接種率から,引き続き流行が続くことが予想されてます。フランス,ドイツ,イタリア,ポーランド,ルーマニア,スイス及びウクライナはヨーロッパ地域の麻しん流行国とされており,2017 年1 月よりイタリアでも流行が続いています。特に流行地に滞在,または渡航を予定されている方は,以下の点に留意して,自らの感染予防対策・健康対策を十分にとってください。


  2.麻しんについて
  (1)感染源
  麻しんは伝染性の強い急性発疹性のウイルス感染症で,感染者の気道分泌物(鼻,咽頭,口腔からの飛沫,飛沫核)による空気感染,飛沫感染などにより感染します。
  (2)症状
  潜伏期間は10~12 日で,主な症状は38℃前後の発熱,咳,鼻汁,結膜充血,目脂,発疹などです。合併症のないかぎり7~10 日後には回復しますが,合併症として中耳炎の他,肺炎,脳炎などを来すこともあり,特にワクチンを接種していない幼児や妊婦には死亡を含む合併症のリスクが最も高く注意が必要です。


  (3)治療
  特別な治療法はなく対症療法が中心となります。一度,典型的な麻しんを発症した人は,通常,終生免疫が獲得されます。
  (4)予防方法
  麻しんは感染力が非常に強いため,最も有効な対策は,事前の予防になります。日本国内の排除状態を維持するためにも,定期の予防接種により対象者の95%以上が2 回の接種を完了することが重要となります。また,麻しんの流行している地域に渡航する際にも,流行のみられる海外から日本国内へ麻しんを持ち込まないために,事前の予防対策が重要となります。このため,これまで麻しんに感染したことがなく,2 回の予防接種を受けていない方や,過去の接種歴が不明な方には,麻しんワクチンの接種が勧められます。
  なお,現在日本国内では麻しん風しん混合ワクチンを定期予防接種として,生後12 月から生後24 月に至るまでの間にある小児(1 期接種)及び小学校就学の始期に達する日の1 年前の日から当該始期に達する日の前日までの間にある5 歳以上7 歳未満の小児(2 期接種)に対して実施しています。この機会に,ご家族も含め,それぞれの予防接種歴の確認し,「これまで麻しんに感染したことがなく,2 回の予防接種を受けていない方や,過去の接種歴が不明な方」には,麻しんワクチンの接種をお勧めします。
  ルーマニアでは小児に対して麻しん単独のワクチンではなく,MMR(麻しん,おたふく風邪,風疹)の三種混合ワクチンが採用されております。詳しくは当地の小児科医にお問い合わせ下さい。


  麻しんに関して詳しくは以下をご参照ください。
「参考情報」
○欧州疾病予防管理センター(ECDC)「Measles outbreak in Romania」(英語)
http://ecdc.europa.eu/en/press/news/_layouts/forms/News_DispForm.aspx?ID=1552&List=8db7286c-fe2d-476c-9133-18ff4cb1b568&Sourc
○世界保健機関欧州地域事務局(WHO)「Measles outbreaks across Europe threaten progress towards elimination」(英語)
http://www.euro.who.int/en/media-centre/sections/press-releases/2017/measles-outbreaks-across-europe-threaten-progress-towards-elimination
○外務省「海外における麻しん(はしか)の発症に備えた注意」
http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2016C030.html
○国立感染症研究所 感染症情報センター 麻疹
http://idsc.nih.go.jp/disease/measles/index.html
○厚生労働省「麻疹について」
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/
measles/index.html

○厚生労働省「麻しん(はしか)に関するQ&A」
http://www.mhlw.go.jp/kenkou/hashika/index.html
○欧州疾病予防管理センター(ECDC)「Measles(麻しん)」(英語)
http://ecdc.europa.eu/en/healthtopics/measles/Pages/index.aspx


(問い合わせ先)
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2850
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
○外務省領事サービスセンター(海外安全担当)
  住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
  電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
○外務省 海外安全ホームページ:
  http://www.anzen.mofa.go.jp/
  (携帯版) http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp


(現地大使館連絡先)
○在ルーマニア日本国大使館:
  住所:8th Floor, America House East Wing, Sos. Nicolae Titulescu, Nr.4-8,
  Sector 1, Bucharest 011141, Romania
  電話:(市外局番021)319-1890
  国外からは(国番号40)-21-319-1890
  ファックス (市外局番021)-319-1895
  国外からは(国番号40)-21-319-1895
  ホームページ: http://www.ro.emb-japan.go.jp/index_j.htm

戻る

(c) Embassy of Japan in Romania