在ルーマニア日本国大使館
Embassy of Japan in Romania

 

平成26年9月4日

日本とルーマニアの二重国籍者のルーマニア出入国に際する注意点

在ルーマニア日本国大使館領事班

 

日本国籍者が日本のパスポートを持ってルーマニアに90日より長く滞在する場合には,ルーマニア移民局から滞在許可証を取得する必要があります(90日以内の短期滞在に関する注意点はこちら)。しかし日本とルーマニアの二重国籍者については,ルーマニア当局にとっては自国民であるため外国人用である滞在許可証が発給されることはなく,ルーマニア滞在中はルーマニアの出生証明,身分証またはパスポートを所持することでルーマニア人として滞在することとなります。

これを背景に,ルーマニア人として長期間滞在した後日本のパスポートでルーマニアを出国しようとした際に,国境警察からオーバーステイ等を指摘され出国することが出来なかったという事例が発生しています。日本とルーマニアの二重国籍者がルーマニアに長期間滞在する場合には,ルーマニアの出入国にルーマニアのパスポートを使用するよう注意して下さい。この際の注意点は次のとおりです。

 

1 ルーマニアの法令で18歳未満の未成年が親権者の同伴なく出入国する場合には,人身売買の防止を目的として,出国時に親権者による出入国に関する同意書を国境警察に提示することが義務づけられています。親権者が両親の場合は両方の同意が必要です。同意書をルーマニア国内で作成する場合は公証人役場に,国外で作成する場合は最寄りのルーマニア在外公館(大使館・領事館リストはこちら)に親権者が出向く必要があります。渡航する未成年に祖父母が同伴する場合にはその祖父母の犯罪経歴証明も求められるなどの条件もあるようですので,状況に応じて国境警察(電話:021-9590)に条件を確認されることをおすすめします。

 

2 ルーマニアの一般パスポートを所持している方が日本に短期滞在目的で入国する場合には,ビザ(査証)の取得が免除されています。しかしルーマニアの暫定旅券(Pasaport Temporar)はこの免除対象となりませんので,日本が最終目的地である場合航空機のチェックインをすることが出来ません(詳しくはこちら)。更に,暫定旅券所持者に短期滞在用のビザを発給することは可能ですが,日本との二重国籍者である場合,日本人に日本のビザは発給出来ないという観点から,かかるビザの申請を受理することは出来ません。したがって,ルーマニアの出入国にルーマニアのパスポートを使用する場合は,必ずICチップを搭載した一般パスポートを取得しておく必要があります。この一般パスポートをルーマニア国内で取得するためには,申請から交付まで約2週間程度かかると言われているため,その手続にかかる所要時間や申請要件等を予め時間の余裕をもって当局に確認するようにして下さい。

 

3 ルーマニアの出入国にルーマニアのパスポートを使用した場合であっても,日本の出入国には日本のパスポートを使用する必要がありますので,日本のパスポートの有効期限にも注意して下さい(詳しくはこちら)。(了)

 

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