キュリー夫人小児救急病院で草の根無償機材引渡し式
平成24年8月30日,ブカレストにあるキュリー夫人小児救急病院において「草の根・人間の安全保障無償資金協力」機材引渡し式が執り行われました。
案件:「キュリー夫人小児救急病院第2外科手術室整備計画」
(1)供与金額 :6万2,925ユーロ(899万8,275円)
(2)案件内容 :キュリー夫人小児救急病院は国内最大規模の小児救急病院であり特に難しい症例の新生児・小児が全国から移送されています。しかし,外科手術では機材の老朽化及び基礎的機材の不足により患者が十分な医療サービスを受けられない事態となっていました。日本政府の支援により同病院は電気メス3台,手術台1台,手術用照明システム1台,手術用ビデオカメラ1台を整備し,これによりさらに多くの患者の命が救われることが期待されています。
機材引渡し式はキュリー夫人小児救急病院で行われ,スマランダケ院長,スパタル副院長が参加しました。スマランダケ院長からは「供与いただいた医療機材によって当院の外科手術環境は大きく改善され,機材はすでに高い頻度で使用している。」旨感謝の言葉が述べられました。これに対し雨宮大使は「今後も引き続き本プロジェクトが貴病院の医療の質改善に貢献することを望む。」旨述べました。
感謝の辞を述べるスマランダケ院長(左下)
雨宮大使とスマランダケ院長による テープカット
供与された機材(手術用ビデオカメラ)
供与された機材(電気メス3台)
供与された機材(手術台,手術用照明システム)
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