在ルーマニア日本国大使館
Embassy of Japan in Romania

 

ご挨拶

 

はじめまして。2012年10月に駐ルーマニア日本国大使として当地に着任いたしました山本啓司です。ルーマニアでの勤務は今回が初めてとなります。1976年に外務省に入省し,過去にはタイ,カンボジア,イタリア,ブラジル及びブリュッセルのEU代表部等で勤務したほか,特命全権大使としてカメルーンに駐在しました。これまで地球上の様々な場所で勤務してきましたが,今回のルーマニア勤務には大きな期待と希望を抱いています。

 

ルーマニアは1989年の体制転換以降,着実な発展を遂げ,現在ではNATO及びEUの加盟国となっており,また我が国にとっても基本的価値観を共有する重要なパートナーです。日本はこれまで様々な経済協力を基盤としつつルーマニアとの良好な関係を築いてきましたが,これからは今までに築いてきた関係を基に,経済関係の強化をはじめお互いが手を取り合って共に発展できるような二国間関係を築いていかなければなりません。

そのような展望のなかで当面重要となるものとして,ルーマニアに対する最後の円借款案件となる「ブカレスト国際空港アクセス鉄道建設計画」があります。同計画は両国にとっての友好のシンボルとなるだけでなく,投資及び貿易等経済関係の新たな進展の契機となり得るものであり,これが着実に実施されるよう尽力していく所存です。

 

また,ルーマニアの皆様の日本文化への高い関心に応えるべく,日本文化紹介行事の開催や日本語教育への支援も積極的に行っていきたいと考えております。

 

 ルーマニアでたくさんの方々とお会いし,様々な地方を訪れ,当国をよく理解し,そして日本とルーマニアの二つの国が持つ多くの可能性を存分に活かしつつ両国の協力関係をさらに発展させていきたいと考えております。

 

山本 啓司

 

(c) Embassy of Japan in Romania