在ルーマニア日本国大使館
Embassy of Japan in Romania

アレキサンドリア市救急病院において草の根無償機材引き渡し式

               

   機材引き渡し式で東大使に御礼を言う整形外科の医師    新しい手術台とランプが導入された手術室

3月11日、テレオルマン県立アレキサンドリア市救急病院において「草の根・人間の安全保障無償資金協力」機材引き渡し式が執り行われました。

(1)供与金額       :5万9,977ユーロ(9,836,228円)

(2)案件内容       :アレキサンドリア市救急病院はルーマニア南部のテレオルマン県の中核病院ですが、整形外科手術室では30年前の機材を使っていました。そのため、十分な手術が行えず、多くの患者がブカレストの病院への転院を余儀なくされていました。今般、日本政府は整形外科手術室に手術台、手術用ランプ、電気メスを提供しました。

式典において東大使は「今次供与機材は整形外科にとって基本的な機材なので、フル回転で長期間にわたって使っていただけることを願っています。アレキサンドリアと日本の関係は深く、この街には日系企業光洋があり、かつてはJICAのボランティアもこの街で活動していました。この街が光洋とともに、末長く発展していくことを願っています。」と述べました。

同病院の医師からは「テレオルマン県には整備された整形外科の手術室がなかったのですが、今回日本政府から供与された機材により、多くの手術に対応することができるようになりました。これからは患者をブカレストに移送する必要がなくなったので、大変嬉しいです。」との声がきかれました。既に、機材の評判を聞きつけて続々と患者が集まっており、手術件数もそれまでの7-8倍に増えたとのことです。

 

 

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