ブラネシュティ村農業高校で草の根無償機材引き渡し式
機材引き渡し式の模様 新しいベッド、洋服箪笥等が入った寄宿舎
3月16日、イルフォブ県ブラネシュティ村チェザール・ニコラウ農業高校で「草の根・人間の安全保障無償資金協力」機材引き渡し式が執り行われました。
(1)供与金額
:53,968ユーロ(8,850,752円)
(2)案件内容
:ルーマニアの首都ブカレストの近郊にあるイルフォブ県ブラネシュティ村チェザール・ニコラウ農業高校には寄宿舎があり近隣の農村の生徒達が生活しています。同寄宿舎のベッド等は30年前のものを使っており、その他の機材も老朽化が問題になっていました。この度、日本政府は同高校に対し寄宿舎、図書室、食堂、体育館の機材を供与しました。
機材引き渡し式には東大使を始め、ロビトゥ校長、コルナチウ・イルフォブ県教育委員会長、ボンチュ・ブラネシュティ村副村長等が出席しました。東大使は、「日本政府は今までにルーマニアで様々な分野における草の根無償を実施してきましたが、特に教育は国を作る基礎であり、重要支援分野として注視しています。」と述べ、教育の重要性を指摘しました。
ブラネシュティ村には日系企業「マキタ」の工場がありますが、同社はチェザール・ニコラウ農業高校でメカトロニクス科の授業を行っています。式典に参加したコルナチウ・イルフォブ県教育委員会長は、「生徒達には日本の技術だけではなく日本人の勤勉さ等の精神的な面も学んで欲しい。」と述べました。
日本政府は、今次機材供与が日・ルーマニア関係の発展の一助となることを願っています。
2009年3月18日
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