在ルーマニア日本国大使館
Embassy of Japan in Romania

世銀を通じた日本政府の資金供与によるプログラム開始式

 

平成24年6月7日,労働・家族・社会保障省で雨宮大使臨席のもと,世銀開発政策・人材育成基金(PHRD)による「障がい者支援:政策立案及び制度的枠組み改革プログラム」開始式が執り行われました。

 

案件:「障がい者支援:政策立案及び制度的枠組み改革プログラム」

(1)供与金額    :180万ドル

(2)案件内容       :ルーマニアでは保健・社会保障分野は改革が遅れている分野であるほか,障害者支援ではいくつかの機関が重複する支援を行っており非効率な状況にあります。日本政府の支援により,障がい者に対する保健・社会保障分野の近代化・効率化を目的としたコンサル業務及び技術支援等が行われます。これにより障がい者の生活改善及び社会保障の強化,さらに昨今問題となっている社会保障費の削減に向けた構造改革推進の後押しとなることが期待されています。

 

開始式は労働・家族・社会保障省で行われ,クンペアヌ労働・家族・社会保障大臣,ラントワ世銀ルーマニア・ハンガリー事務所長等が参加しました。ラントワ所長からは「本プロジェクトの実施によりルーマニアの人口の9%が恩恵を受けることになる。さらには全世界にいる10億人の障がい者にも間接的に影響を与えることとなる。」旨感謝の言葉が述べられました。

 

開始式にてスピーチをする雨宮大使

クンペアヌ労働・家族・社会保障大臣

ラントワ世銀ルーマニア・ハンガリー事務所所長

 

(c) Embassy of Japan in Romania