シビウ国際演劇祭にて日本の演劇が大きく評価されました!
平成25年6月7日-16日,シビウ市において,欧州三大演劇祭の一つにも数えられるシビウ国際演劇祭が開催されました。今年で第20回を数える同演劇祭には,日本から5つの劇団が参加し,演劇祭に国際的な彩りを加えました。
そのなかで,「道成寺」の公演を行った劇団「山の手事情社」の安田雅弘主宰と「The Bee」の公演を行った野田秀樹東京芸術劇場芸術監督に対しては,これまでの演劇祭への顕著な貢献が評価され,演劇祭20周年記念式典において「優秀賞」が授与されました。
山本大使は同式典に参加し,ラドゥ・スタンカ・シビウ国立劇場が今年2月に東京芸術劇場において上演した「ルル」においても主演女優として活躍したルーマニア演劇界を代表するOfelia POPII女史に対して,顕著な功績を残した俳優に贈られる,「ユリアン・ヴィシャ賞」を手交しました。
シビウ国際演劇祭には,2007年よりEUジャパンフェスト日本委員会より日本人ボランティアスタッフが派遣されており,その交流が契機となり昨年9月には岐阜県高山市とシビウ市の間で友好都市提携が合意されました。本年も高山市からのメンバーを中心に13名の日本人スタッフが演劇祭の運営を大きく支えました。
シビウ国際演劇祭は毎年,劇団やボランティアスタッフの参加を通じて,日本とルーマニアが交流を行う重要な機会となっています。在ルーマニア日本大使館は,今後ともこのような機会を支援してまいります。
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