故中村勘三郎氏,シビウ国際演劇祭で「殿堂入り」!
平成25年6月15日,シビウ国際演劇祭において,歌舞伎俳優の故中村勘三郎氏が「殿堂入り」を果たしました。
今年で第20回を数える同演劇祭を主催するラドゥ・スタンカ・シビウ国立劇場のキリアック総支配人は,ルーマニアの最も古い劇場で現在シビウ交響楽団のホールとして使用されている建物と新劇場を建設予定の場所の間に位置する二つの要塞に囲まれた通りを「ウォーク・オブ・フェーム」と名付け,星形のプレートに文化・芸術の発展に寄与した人物の名前を刻んでいくことを発表し,6番目のプレートには「第十八代中村勘三郎」の名が刻まれました。
これは2008年の第15回演劇祭に平成中村座が同演劇祭に参加した際に,大好評を博し,「異なる文化間の対話を実現した」ことが高く評価されたものであり,最初の6人の中で唯一欧州以外の国からの「殿堂入り」となりました。
なお,授賞式典には故中村勘三郎氏の友人で演出家の串田和美氏が参加されました。
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