在ルーマニア日本国大使館
Embassy of Japan in Romania

 

ルーマニア若手映画監督 クリスティアン・ムンジウ氏の訪日

 

ルーマニアの若手映画監督のクリスティアン・ムンジウの映画「4ヶ月、3週と2日」は昨年5月にカンヌ映画祭で大賞をとりました。その監督が今度招かれて日本に行きます。映画は3月上旬に銀座テアトルシネマで上映される予定ですが、今回はそのプロモーションのために訪日する由です。

映画の内容については今からは何も言いません。ただたくさんの日本の皆さんに見てほしいと言うだけです。日本での上映が終わってから私(津嶋大使)の解釈を紹介したく考えています。

監督のお姉さんはルーマニアでもよく知られたNGOの「ソチエターテア・アカデミカ」の会長で、ルーマニアの民主主義の深化のために活躍している人です。姉弟そろってルーマニアの社会の改善のために頑張っておられるわけです。

この映画が昨年5月にカンヌで賞をえたときはここルーマニアでは大変喜ばれ、かつて日本でも、黒沢明の「羅生門」がヴェネチアで、「地獄門」がカンヌでグランプリをとったりしたときも、敗戦の記憶から逃れなかった日本人に勇気を与えましたが、このルーマニア映画の受賞も、そのほかのルーマニア若手監督の映画の「あれは革命だったの?」、「紙の色は青」なども国際的に評価が高かったことから、欧米社会から賞賛される評価を得たことをことのほかに喜んでいます。

国際映画界でも、ここのところ急激にルーマニア若手映画監督の手腕が注目されてきています。とにかくこの映画をご鑑賞ください。またできましたら皆様のご感想をお知らせ頂ければ幸甚に存じます。

 

「4ヶ月、3週と2日」公式HPは
www.432film.jp

 

 

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