新型コロナウイルス感染のルーマニアにおける現状等について(3月22日の感染状況及びイエロー・ゾーンの更新等)

2021/3/22
●3月22日発表の一日当たりの新規感染者数は,通常の検査数の1/3程度のため,3,743人,死者が60人となっていますが,引き続き増加傾向にあります。また,集中治療を受けている患者が1,339人と増加しており,特にブカレストの集中治療室の状況は深刻と報道されています。
●また,1,000人あたりの新規感染者数が6人を越えた各自治体においては,検疫隔離が実施されます。ブカレスト市は現在5.67人で、「これが6人を越えれば当然ブカレスト市も対象になる」との保健相他の発言が報道されています。
●ルーマニアでは,現在までに1,746,104人が新型コロナウイルス用ワクチンを接種しています。また,副反応は8,682人と報告されています。
●予防接種を受けるかの判断に当たっては,予防接種による感染者予防の効果と副反応のリスクの双方について十分ご理解頂いた上で,最終的には各国当局のホームページ等による最新情報を参考に,ご自身で判断・確認いただくようお願いします。
●ルーマニア入国に際して自主隔離等が要求されるイエロー・ゾーンが,19日から更新され,48か国・地域となっています。
 
1.ルーマニア国内の新型コロナウイルス感染状況
(1)3月22日13時時点での内務省傘下の戦略コミュニケーション・グループの発表によれば,ルーマニア国内での新型コロナウイルス感染者数は,累積900,858人,前日からの増加は,検査件数が通常の1/3程度と少ないこともあり,3,743人。死亡者数は,累積22,268人で,前日からの増加60人。感染者数,死亡者数が継続して増加傾向にあるので,引き続き感染防止にご注意願います。また,集中治療を受けている患者は,1,339人と大幅に増加しているほか,1,000人以上の期間が長期間継続しているため,全土で病床数が逼迫し,特にブカレストの状況は深刻であると度々報道されています。
 
以上の統計は,ルーマニア保健省国立公衆衛生研究所の以下のウェブサイトから最新情報が確認できます。
https://instnsp.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/5eced796595b4ee585bcdba03e30c127
 
(2)本日の時点で,直近14日間の1,000人あたりの新規感染者数の割合が3人を超えている県は,イルフォブ県(6.78人),ティミシュ県(5.97人),ブカレスト市(5.67人),ブラショフ県(4.62人),クルージュ県(4.30人),フネドアラ県(4.18人),コンスタンツァ県(3.57人),アルバ県(3.39人),サラージュ県(3.21),アラド県(3.00)と増加しています。また,ルーマニア全土でも3.62人と3人を越える状態となっています。
 
(3)検疫隔離におかれている市町村について
本日現在,ルーマニアの以下リンク先の34市町村は,感染者数の多さから,外出時の申告書等(注)の提示,原則的に市町村外への移動禁止などの検疫隔離におかれています。
ブカレスト市は現在5.67人で、「これが6人を越えれば当然ブカレスト市も対象になる」との保健相他の発言が報道されています。
 
(注)当館が和訳を添付した外出申立書等のフォーマットは,以下のリンクから確認できます。
外出申立書
https://www.ro.emb-japan.go.jp/files/100056448.pdf
夜間外出申立書
https://www.ro.emb-japan.go.jp/files/100113261.pdf
雇用証明書
https://www.ro.emb-japan.go.jp/files/100113260.pdf
 
1,000人あたりの新規感染者数の割合が高いイルフォブ県では,14市町村(Bragadiru, Otopeni, Clinceni, Dobroesti, Chiajna, Cornetu, Berceni, Branesti, Popesti-Leordeni, Tunari, Voluntari, Domnesti, Jilava, Pauteliom)が既に検疫隔離に置かれています。またVoluntariは,日本人学校がある地域です。
なお,Otopeniが検疫に置かれていますが,空港へ向かう場合には,チケットの提示などで通行可能の由です。
 
検疫隔離におかれている市町村リストのリンク先
https://igsu.ro/Resources/IU/Ordine/1616408999922.pdf
 
検疫隔離についての法律(Quarantine orders)のリンク先
https://igsu.ro/InformatiiUtile/Ordine
 
引き続き,マスク着用,手洗い励行,人混みを避ける等の最大限の注意をしてください。
また,こうした政府の各種規制措置に反対する人々が集会やデモなどを突発的に開く場合がありますので,こうした集会やデモを見かけたら,興味本位に近づくことはせず,周囲の動きに注意して避難するように心がけてください。
 
2.ルーマニアにおける新型コロナウイルス用ワクチン接種状況
(1)ルーマニア全土では,これまで1,746,104人が接種を受け,このうち8,682人で副反応が報告されています。
 
(2)本日現在の,ルーマニアにおけるワクチン製造会社別の接種状況は以下のとおりです(左からワクチン製造会社名,接種総人数,副反応総人数)。
 
ファイザー   1,355,758    4,401
モデルナ      107,741   624
アストラゼネカ      282,607    3,657

 
この数値は,以下のリンク先から毎日確認できます。
https://vaccinare-covid.gov.ro/actualizare-zilnica-21-03-evidenta-persoanelor-vaccinate-impotriva-covid-19/
 
(3)予防接種を受けることの判断に当たっては,予防接種による感染者予防の効果と副反応のリスクの双方について十分にご理解頂いた上で,最終的には各国当局のホームページ等による最新情報を参考に,ご自身で判断・確認いただくようお願いします。
 
3.イエロー・ゾーンの更新
(1)イエロー・ゾーン(ルーマニアへの渡航者が入国後に基本的に14日間の検疫(自主隔離)に置かれる渡航元のリスト)は,3月19日付け国家緊急事態決定第18号によって,下記の48の国・地域に更新され,19日から実施されています。
 イエロー・ゾーンからのルーマニア入国に際して,72時間前までに取得した新型コロナウイルス陰性証明書を提示する場合は,隔離期間が10日間に短縮されます。また,新型コロナウイルスのワクチンを2回接種した証明書または90日以内に新型コロナウイルスに感染して治癒したことが確認できる者は,それぞれ隔離が免除されます。
 
国家緊急事態決定第18号
www.cnscbt.ro/index.php/legislatie_cov/2337-hotarare-cnsu-nr-18-din-19-03-2021/file
 
更新されたリストのリンク先
www.cnscbt.ro/index.php/liste-zone-afectate-covid-19/2338-anexa-1-lista-state-cu-risc-epidemiologic-ridicat-18-03-2021/file

ア 一つ前のリストからの削除
スペイン,リトアニア,ペルー,リヒテンシュタイン
 
イ 一つ前のリストからの追加
ウォリス・フツナ諸島
 
ウ 3月19日からのイエロー・ゾーン・リスト(48の国・地域)
モンテネグロ,チェコ共和国,タークス・カイコス諸島,イスラエル,
サンマリノ,モナコ,アンドラ,セーシェル,エストニア,スロベニア,
セントルシア,バーレーン,レバノン,ラトビア,アルバニア,
スロバキア,アラブ首長国連邦,アルバ,フランス,スウェーデン,
マルタ,セルビア,モルディブ,ルクセンブルク,プエルトリコ,
英国,ブラジル,クウェート,オランダ,イタリア,
モルドバ共和国,チリ,ベルギー,オーストリア,北マケドニア,
ウルグアイ,ポーランド,ハンガリー,パレスチナ,ヨルダン,
キプロス,南アフリカ,コソボ,ブルガリア,マン島,
ボスニア・ヘルツェゴビナ,ボナール・セントユースタティス・サバ諸島,
ウォリス・フツナ諸島
 
本リストは,以下のルーマニア保健省国立公衆衛生研究所のウェブサイトから最新情報を確認できます。
http://www.cnscbt.ro/index.php/liste-zone-afectate-covid-19
 
(2)イエロー・ゾーンの対象となる国・地域との間では,EU加盟国を除き商用航空便の運航は原則停止となります。ただし,EU加盟国を除く全対象国に対して運航停止になるわけではありませんので,ご利用になる各航空会社に確認することをお薦めします。
また,ルーマニアからの渡航者に対する入国規制措置(陰性証明書の提示等)をしている相手国側から,ルーマニアとの間での商用便運航の禁止等の規制強化をしている場合もありますので,ご注意下さい。
 
【問い合わせ先】
在ルーマニア日本国大使館領事部
電話:+40-21-319-1890
メール:consular@bu.mofa.go.jp