新型コロナウイルス感染のルーマニアにおける現状等について(警戒事態の延長等)

令和4年1月7日
●ルーマニア政府は、1月8日までとなっていた現行の警戒事態を2月6日まで30日間延長しました。
●ルーマニアでは、感染者数、死亡者数、集中治療室患者数は、オミクロン株の流行に伴い、再び増加傾向にあります。引き続き感染予防に努めてください。
●日本の水際対策強化措置は、1月に入ってからも継続しています。特に、外国人の新規入国は継続して停止していますので、ご注意ください。
 
1. 警戒事態の延長
ルーマニア政府は1月8日までとなっていた現行の警戒事態を、1月6日付け政府決定第34号により、2月6日までの30日間延長しました。
 
今回の延長に伴う新たな規制措置は、以下のとおりです。
(1)屋外屋内ともにマスクを着用する。
(2)マスクの種類を、医療用(市販されているブルーのものなど)またはFFP2(防塵効果の高いもの)タイプに限定(市販されている布製のマスクは使用不可)。
(3)雇用者の50%をテレワークにする。
(4)直近14日間の1,000人あたりの感染者数が1.0人を超えた場合、コンサート、映画館等は全体の30%の観客に制限する。
(5)直近14日間の1,000人あたりの感染者数が3.0人を超えた場合、レストランなどの利用はグリーン証明書(ワクチン接種済み等のデジタル証明書)提示者に限定する。
 
その他、今後皆様の滞在に影響するものが発表された場合は、追ってご案内いたします。
 
国家緊急事態委員会決定第1号原文リンク(政府決定の基になったもの)
https://gov.ro/fisiere/pagini_fisiere/Anexa_la_HCNSU_nr._1_din_05.01.2022_-_M%C4%82SURI_DE_PREVENIRE_%C8%98I_CONTROL_A_INFEC%C8%9AIILOR_PROPUSE_A_SE_APLICA_PE_DURATA_ST%C4%82RII_DE_ALERT%C4%82.pdf
 
政府決定第34号の原文リンク
http://legislatie.just.ro/Public/DetaliiDocument/250265
 
従前までの警戒事態下の主な措置
以下の当館HPのリンク先をご確認ください。
https://www.ro.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00017.html
 
2.ルーマニア国内の新型コロナウイルス感染状況
(1)1月7日13時時点での内務省傘下の戦略コミュニケーション・グループの発表によれば、ルーマニア国内での新型コロナウイルス感染者数は、累積1,833,789人、前日からの増加は5,922人。死亡者数は、累積58,971人で、前日からの増加31人。集中治療室の患者は404人となっています。 
 直近14日間の人口1,000人あたりの感染者数は、ブカレスト市で1.42人、イルフォヴ県1.38人、クルージュ県1.71人、アラド県1.49人、全土では0.91人であり、オミクロン株の流行に伴って再び増加傾向となっていますが、感染者数の増加数と比べて、死者の増加数は低くなっています。
また、ワクチン接種済みの方が感染したケースが報告されています。ワクチン接種済みだからといって油断することなく、手洗い・マスク着用・人混みを避けるなどの基本的な感染予防に十分注意してください。
 
この統計は、ルーマニア保健省国立公衆衛生研究所の以下のウェブサイトから最新情報が確認できます。
https://instnsp.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/5eced796595b4ee585bcdba03e30c127
 
3.日本の水際対策強化措置の延長
 日本の水際対策強化措置は,1月以降も継続しています。ルーマニアから帰国・入国する場合は,14日間の自主隔離となります。また、ワクチン接種証明書提示者に対する10日目以降の隔離免除も停止しています。
 外国人の新規入国は継続して停止していますが,再入国許可のある外国人は入国可能です。また長期滞在目的の日本人の配偶者等及び永住者の配偶者等並びに外交目的の方は査証発給対象となっています。
 
日本の水際措置の強化を案内した安全情報のリンク
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2021C172.html
 
【問い合わせ先】
在ルーマニア日本国大使館領事部
電話:+40-21-319-1890(大使館が閉館している時間は,業務委託先へ転送されます)
メール:consular@bu.mofa.go.jp