ブライラ橋開通式
令和5年7月6日





本7月6日、ヨハニス大統領、チョラク首相等のルーマニア政府要人の出席のもと、ブライラ橋梁の開通式が行われ、日本から吉川ゆうみ外務大臣政務官が出席しました。日本の企業である株式会社IHIが本プロジェクトの成功に貢献しました。本橋梁は、日本、ルーマニア、イタリア、EUの友好の象徴です。
吉川ゆうみ外務大臣政務官のスピーチは、以下のとおりです。
ヨハニス大統領、
吉川ゆうみ外務大臣政務官のスピーチは、以下のとおりです。
ヨハニス大統領、
チウカ上院議長、
チョラク首相、
グリンデアヌ運輸・インフラ大臣、
ヴァレアン欧州委員、
フェッランテ・イタリア・インフラ・運輸省政務次官、
御臨席の皆様、
日本の外務大臣政務官の吉川でございます。
本日はこのドナウ河に架かる橋、ブライラ橋の開通式典に出席することができ、大変嬉しく思います。
この橋には、3つの重要な意義がございます。
第一に、この橋が日ルーマニアの友好の架け橋であるという点です。EUで3番目となるこの大型の吊り橋が、日本の技術によって、今日もここに日本が誇る高い技術のIHIのンバーがおりますけれども、この高い技術によって、建設されたのは日本の誇りです。
本日ご臨席のヨハニス大統領が本年3月、訪日頂いた際に、岸田総理との間で日ルーマニア戦略的パートナーシップに関する共同声明を署名して頂きました。
その中でもインフラ案件の推進ということが重要なこととして挙げられており、ブライラ橋は日・ルーマニア戦略的パートナーシップを具現化する大変重要なものだと思っております。
第二に、この橋は日伊、日EUの協力という意味でも意義がございます。
日EU間には「持続可能な連結性及び質の高いインフラに関する日EUパートナーシップ」が結ばれています。
EU基金を活用し、日本の技術、イタリアの知見を生かして日伊の協力のもと建設されたこの橋が、日伊、日EUの友好のシンボルとしてみんなに長く記憶されることを期待いたします。
第三に、連結性の向上であります。
ロシアによるウクライナ侵略が継続する中、ルーマニアはウクライナ産穀物の主要輸出ルートとして大変大きな役割を果たしています。EU域外であるモルドバ・ウクライナに隣接する地域である、ここブライラで、この橋がEU域外そして世界を結ぶ連結性の向上に役立つことに疑いの余地はございません。
この橋の建設のために尽力された全ての方々に改めて敬意を表しますと共に、こうした多面的な意義を持つ橋の開通を、今一度祝したいと思います。
ムルツメスク!