日本先史時代遺跡展及びブカレスト大学における日本先史時代文明に関する講演の開催

令和5年10月6日
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 10月6日、農民博物館おいて、日本先史時代遺跡展の開会式が開催されました。
 同展は、日本の先史時代であり紀元前13,000年ころから約1万年以上もの長い間続いた縄文時代を中心に、その後の日本を形成していく基層文化と考えられるその精神文化や生活技術をパネルで紹介するルーマニアでは初めての展示です。
 開会式では、本展を主導した秋山邦雄株式会社歴史環境計画研究所・代表取締役、植田大使、ニツレスク農民博物館館長が挨拶しました。また同展開会に先立ち同6日に、ブカレスト大学において、村上恭通愛媛大学・アジア古代産業考古学研究センター教授による日本の伝統技術である「たたら」技法の成立過程について、古代の鉄技術の西から東への伝播を説明する講演が行われ、多くの学生・研究者が耳を傾けました。

日本先史時代遺跡展は10月15日(日)まで開催中です。2021年にUNESCOの世界文化遺産にも登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」を構成する遺跡などの紹介もありますので、是非会場に足を運んでみてください。