地震に際する建築物・橋梁の修復・維持に関する日・ルーマニア・ワークショップ
令和6年5月27日





5月27日、片江大使はブカレスト工科大学で開催された「日・ルーマニア地震に際する建築物・橋梁の修復・維持ワークショップ」に参加しました。
カルパチア山脈の中腹に位置するヴランチャ県を震源とする地震が頻発するルーマニアでは、1977年の大地震で多くの犠牲者を出しており、地震対策はルーマニア政府にとっても非常に重要な課題です。これまで日本政府は2002~07年の間、JICA(国際協力事業団[当時]、現国際協力機構)、が「地震災害軽減計画」を実施し、また、世銀が日本信託基金を活用した「災害リスク削減セミナー」を開催するなどルーマニアの地震対策に貢献してきました。
今回のワークショップでは、片江大使のほか、ツォーレ開発・公共事業・行政次官、アラファト内務次官(緊急事態総局長)、小野寺国土交通省海外プロジェクト審議官(オンライン参加)、ヴァカレアーヌ・ブカレスト工科大学学長が挨拶を行った他、主に建築物及び橋梁の老朽化に対処するための耐震・免震技術について、東京大学・楠教授、東北大学・久田教授、早稲田大学・秋山教授、柴田国土交通省海外プロジェクト推進官が登壇し、専門分野の講演講義を行いました。今回のワークショップを契機に後、ルーマニアにおいて日本と共同で同分野の議論・協力がより一層活発化することを期待しています。
ルーマニアでは、昨年日本企業IHIが有する耐震を含む橋梁技術を活用した同国最大長、EU内で3番目に長い吊り橋であるブライラ橋が完成しており、今回のセミナーは同企業の協力を得て開催されたものです。在ルーマニア日本国大使館は、戦略的パートナーシップにある日・ルーマニアの経済関係がますます発展・深化するよう、日系企業のルーマニアでの事業展開も支援していきます。
カルパチア山脈の中腹に位置するヴランチャ県を震源とする地震が頻発するルーマニアでは、1977年の大地震で多くの犠牲者を出しており、地震対策はルーマニア政府にとっても非常に重要な課題です。これまで日本政府は2002~07年の間、JICA(国際協力事業団[当時]、現国際協力機構)、が「地震災害軽減計画」を実施し、また、世銀が日本信託基金を活用した「災害リスク削減セミナー」を開催するなどルーマニアの地震対策に貢献してきました。
今回のワークショップでは、片江大使のほか、ツォーレ開発・公共事業・行政次官、アラファト内務次官(緊急事態総局長)、小野寺国土交通省海外プロジェクト審議官(オンライン参加)、ヴァカレアーヌ・ブカレスト工科大学学長が挨拶を行った他、主に建築物及び橋梁の老朽化に対処するための耐震・免震技術について、東京大学・楠教授、東北大学・久田教授、早稲田大学・秋山教授、柴田国土交通省海外プロジェクト推進官が登壇し、専門分野の講演
ルーマニアでは、昨年日本企業IHIが有する耐震を含む橋梁技術を活用した同国最



