在外公館長表彰の授与-ロディカ・フレンツィウ教授・萩原千代氏-

令和7年5月23日
 5月22日、片江大使はロディカ・フレンツィウ・バベシュ・ボヨイ大学東洋学科長及びピアニストの萩原千代氏に対して在外公館長表彰の授与を行いました。
 ロディカ・フレンツィウ教授は、バベシュ・ボヨイ大学東洋学科長及び「千羽鶴」日本学研究センター長として、長年にわたりルーマニアにおける日本語教育及び日本文化の普及に大きく貢献されました。2018年には、愛媛県松山市によるクルージュ・ナポカ市への100本の桜の木寄贈プロジェクトの実現にも尽力されました。
萩原千代氏は、日本とルーマニアの双方で、トランシルヴァニア出身の19世紀の作曲家カール・フィルチュによる作品の普及に取り組まれているほか、トゥルグ・ムレシュ交響楽団やディヌ・リパッティ交響楽団といったルーマニアの交響楽団と数々の共演を果たし、音楽を通じた日本とルーマニアの相互理解・友好親善の促進に貢献されました。
授与に際し片江大使は、両国の文化交流を深める架け橋となってきたお二人のこれまでの功績を称え、謝意を伝えるとともに、今後も交流の継続のための活躍を期待する旨述べました。