日本の運転免許からルーマニアの運転免許への切替 並びに 切替時における日本の免許証の取扱について
日本人が、ルーマニアに90日以上滞在する場合、ルーマニアでの滞在許可を取得したのち、日本の運転免許証をルーマニアの運転免許証に切り替えることができます。 切替えの申請は各住所地を管轄する運転免許当局に対して行います。各県窓口への出頭はでこちらでオンライン予約ができます。 運転免許当局によると、申請に際して次のような書類が必要であるとされています(リンクはこちら;ルーマニア語ページ)。ただし、内容は予告なく変更される可能性がありますので、申請時、当局に改めて確認することをお勧めいたします。
【必要書類】
(1)従来の日本の免許証(原本)(注:マイナ免許証明不可)
・免許証の有効期限を確認してください。
(2) 当館発行の運転免許証抜粋証明書
・当館にて運転免許証抜粋証明書を発行するには、身分証明証(パスポート及び滞在許可証)と従来の運転免許証(原本)の提示が必要です。運転免許当局に対して切替え手続きを開始する前に当館に対して申請を行ってください。運転免許証抜粋証明書の発行には通常、1~2日を要し、所定の手数料を頂いています。詳細はこちら。
(3)日本の免許証とルーマニア語訳(認証を受けた翻訳者によるもの)
・ルーマニア法務省公認の翻訳者リストはこちら(当館が把握している一例です)。
(4)身分証
・パスポート及びルーマニア滞在許可証など。
(5)所定の申請書
・このページからダウンロードできます。
(6)運転免許発行手数料の支払い領収書
・窓口に行く前に支払いを済ませる必要があります。
・支払い方法の説明はこちら(ルーマニア語)。
(7)指定された病院で取得した健康診断書の原本及びそのコピー
・健康診断書には、「自動車の運転に適している」という文言が必要となります。
・当局は指定された病院が分かるようなリストを作成していないため、インターネットで「Lista unităţilor de asistenţă medicală autorizate pentru examinarea ambulatorie a candidaţilor la obţinerea permisului de conducere şi a conducătorilor de autovehicule」 (運転免許証のための健康診断を実施している病院の意)」とお住まいの県の名前を入力して検索して下さい。2023年12月現在のリストはこちら。
【注意事項】
〇 運転免許当局にて切替え申請を行う際、窓口で顔写真を取られますので、事前に用意する必要はありません。
〇 当局に対して切替え申請をしてから、ルーマニアの運転免許証が発給されるまで通常30日程度を要します。ルーマニアの運転免許証は郵便で自宅住所あてに送られますが、詳しくは窓口で確認してください。
〇 ルーマニアの運転免許証への切替え時に、日本の従来の免許証(原本)は当局へ提出する必要があります。ルーマニアの運転免許証が発給されたのち、日本の免許証は当館に送付されますので、申請者の手元には返送されません。
〇 ルーマニアでは、ルーマニアの免許証と外国の免許証を二重で所持することが法律で禁じられているため、免許証の切替えを行った方の日本の従来の運転免許証は当館で保管しています。帰任や第三国へ転出する際は、当館に来館の上、日本の運転免許証を受領ください。また、日本に一時帰国する際に運転をする必要がある場合は、日本の免許証を名義人に一時返還しています。一次返還手続きを取った場合、ルーマニアに戻られた際に再度当館に対して免許証の保管手続きを行ってください。
〇 令和7年(2025年)3月24日から、マイナ免許証の運用が開始されます。しかし、マイナ免許証はカード券面に運転免許証の情報が表示されないことから、現地官憲で無免許であるとされる可能性があります。ついては、海外で運転等される場合には、従来の日本の運転免許証を取得し、渡航先の国・地域に持参するようにしてください。詳細はこちらをご参考ください。