領事メール

令和7年12月22日

領事メール:クリスマス・年末年始のテロ等に関する注意喚起

●ポイント
・クリスマスや年末年始といった祝祭日・イベントシーズンは、人の集まりや移動が増えるため、テロの標的とされる可能性が高まります。
・また、中東情勢を背景に、イスラエル権益・ユダヤ人を標的としたテロ事案が発生していることから、ユダヤ教の記念日・祭日の期間及びその前後の期間においても、注意する必要があります。


 ●本文

 クリスマス・年末年始は、クリスマス・マーケットをはじめ様々なイベントが行われるところ、これらに集まる不特定多数の市民を標的としたテロのリスクが高まります。
12月12日、ドイツ・バイエルン州において、クリスマス・マーケットにおけるテロを計画したとして、5名が逮捕された旨報じられました。
また、12月16日、ポーランドにおいても、クリスマス・マーケットにおける爆発物を用いたテロを計画したとして、学生1名が当局に拘束された旨報じられています。
 
 中東情勢を背景に、イスラエル関連施設やユダヤ人を標的としたテロが欧米諸国で発生しています。
12月14日、オーストラリア・シドニー近郊で、男性2名がユダヤ教の祭り「ハヌカー」を祝うイベントに集まった人々に向けて銃を乱射し、多数の市民が死傷する事件が発生しました。
ユダヤ教の宗教的な記念日・祭日の前後は、こうした事件が発生する可能性が高まるとされているところ、現在行われている、また、今後予定されている記念日等については以下のとおりです。  
・ ハヌカー(光の祭り):12月14日頃から12月22日頃  
・ ペサハ(過越祭):2026年4月1日頃から4月9日頃
 
 在留邦人や旅行者の皆様におかれては、外務省海外安全ホームページ、たびレジ、現地報道等から最新の治安情報の入手に努めていただくようお願いします。
また、不特定多数の人が集まる場所やイベント(ソフトターゲット)はテロの標的となるリスクが相対的に高まるところ、周囲の状況に注意し、
不審な状況を察知した場合は速やかにその場を離れるなど、安全対策にご留意ください。
 
 安全対策に関する詳細については、以下の広域情報をご確認ください。
外務省・海外安全ホームページ 広域情報:欧米等でのテロ等に関する注意喚起