経済協力実績

2021/3/9
 日本は体制転換後のルーマニアの民主化・市場経済化を支援するため、1991年から技術協力、文化無償資金協力による経済協力を開始し、その後1996年のコンスタンティネスク大統領の訪日を契機に円借款及び一般無償資金協力の実施を開始した。これまでのルーマニアへの円借款供与案件として、「コンスタンツァ南港整備計画(約128億円)」、「道路整備計画(約92億円)」、「ブカレスト=コンスタンツァ間鉄道近代化計画(約256億円)」、「トゥルチェニ火力発電所環境対策計画(約287億円)」があり、ルーマニア側から高い評価を得ている。2010年3月、バセスク大統領の訪日の際に「ブカレスト国際空港アクセス鉄道建設計画(約419億円)」にかかる交換公文が署名された。
 また、草の根レベルにおける協力として、1997年以降青年海外協力隊を派遣し、2008年12月の終了までの期間に青少年活動や医療の分野を中心として延べ112人が派遣された。ルーマニアに対する支援は、同国の経済発展状況及びEU加盟を踏まえ、段階的に縮小され、既に採択済みの継続案件一件を除き,2011年度末に全ての案件を終了した。
 

有償資金協力(円借款)

1.「コンスタンツァ南港整備計画」
平成9年E/N署名、供与限度額:128億円、平成16年11月完成
2.「道路整備計画」
平成9年E/N署名、供与限度額:91億8,900万円
3.「ブカレスト・コンスタンツァ鉄道近代化計画」
平成13年3月E/N署名、供与限度額:256億3,5000万円
4.「トゥルチェニ火力発電所環境対策計画」
平成17年3月E/N署名、供与限度額:287億4,600万円
5.「ブカレスト国際空港アクセス鉄道建設計画」
平成22年3月E/N署名、供与限度額:418億7,000万円
 

無償資金協力

一般無償資金協力

  「フロレアスカ緊急病院/グリゴレ・アレクサンドレスク小児病院医療機材整備計画」
  平成11年E/N署名、供与限度額:9億3,900万円
 
ノン・プロ無償資金協力

  平成12年E/N署名、供与限度額:5億円
 
草の根・人間の安全保障無償資金協力
  平成10年度
  • 「フンデニ病院医療活動支援計画」(救急車、64,074ドル)
  平成11年度
  • 「ブラショフ産婦人科病院に対する医療機材供与」(麻酔機、57,422ドル)
  • 「スナゴブ湖環境保護プロジェクト」(バキュームカー、79,605ドル)     
  平成12年度
  • 「バグダサール救急病院に対する医療機材供与」(手術用機材、56,668ドル)
  • 「カリタス市立病院新生児救命計画」(保育器及びエコグラフ、80,000ドル)
  平成13年度
  • 「ブカレスト市民の情報技術アクセス計画」(IT機材、93,255ドル)
  • 「市民の大気汚染問題意識向上計画」(NO測定器、電光掲示板、74,968ドル)
  平成14年度
  • 「イルフォブ県営農指導部に対する種子貯蔵加工機材供与計画」(サイロ、80,000ドル)
  • 「ルドゥシュ町立病院に対する医療機材供与計画」(レントゲン、エコグラフ、52,524ドル)
  • 「レギン市立病院の集中治療室整備計画」(集中治療室用モニター、22,552ドル)
  平成15年度
  • 「ゴルジ県小学校教室整備計画」(机・椅子、81,385ドル)
  • 「フネドアラ県小学校教室整備計画」(机・椅子、79,228ドル)
  平成16年度
  • 「アルバ・ユーリア・リューマチセンター整備計画」(医療器材、73,817ユーロ)
  • 「オアンチャ村灌漑整備計画」(ポンプ等灌漑設備、75,000ユーロ)    
  平成17年度   平成19年度   平成20年度   平成21年度   平成22年度
  • 「シビウ県立救急病院整備計画」(医療器材,69,827ユーロ) 
     
文化無償協力

一般文化無償協力
  • 平成3年度: 国立オペラ座に対する音響照明機材供与(4,800万円)
  • 平成4年度: アテネ音楽堂に対する視聴覚機材供与(4,900万円)
  • 平成5年度: ジョルジェ・エネスク交響楽団に対する楽器供与(4,000万円)
  • 平成6年度: オリンピック委員会に対する体操機材供与(4,700万円)
  • 平成7年度: 外務省文化関係局に対するビデオ収録機材供与(5,000万円)
  • 平成8年度: 国立劇場に対する音響機材供与(約4,900万円)
  • 平成9年度: ヤシ国立劇場に対する音響照明機材供与(約5,000万円)
  • 平成10年度: トゥルグムレシュ国立交響楽団に対する楽器供与(約5,000万円)
  • 平成11年度: 国立美術館に対する映像機材供与(約4,200万円)
  • 平成12年度: 国立歴史博物館に対する調査保存修復機材供与(約4,000万円)
  • 平成13年度: ブラショフ交響楽団に対する楽器供与(約4,200万円)
  • 平成14年度: 国営テレビ局に対する番組ソフト供与(約3,800万円)
  • 平成15年度: 国立音楽大学に対する楽器供与(約3,700万円)
  • 平成16年度: ラドゥ・スタンカ国立劇場に対する音響・照明機材供与(約4,800万円)
  • 平成19年度:国立現代美術館に対する視聴覚機材供与(約3,880万円)
  • 平成20年度:ルーマニア国立フィルム・アーカイブ資料修復保存機材整備計画(約5,120万円)

草の根文化無償協力
  • 平成18年度:ブカレスト大学外国語学部日本語学科に対する日本語・日本文化教育機材供与(約65,330ユーロ)  
  • 平成23年度:イオン・クレアンガ高等学校に対する日本語学習機材供与(5,333ユーロ)

技術協力

研修員受入総数(~平成20年度):885名
専門家派遣総数(~平成20年度):166名
調査団派遣総数(~平成18年度):602名
協力隊派遣: 112名(~平成20年度累計)
機材供与額(~平成18年度):約10億5,225万円
開発調査件数(~平成19年度):10件
技術協力プロジェクト:
  1.灌漑システム改善計画(平成8~12年)
  2.農業協同組合振興プロジェクト(平成13~16年)
  3.地震災害軽減計画(平成14~19年)
  4.農業協同組合育成を通じた農業経営改善プロジェクト(平成18年~20年)
  5.国立環境レファレンスラボラトリー強化プロジェクト(平成19~20年)
 

緊急援助

洪水災害緊急援助
 平成9年度 テント、毛布、浄水器(約1,393万円相当)
 平成10年度 医薬品、発電機、テント等(約1,200万円相当)
 緊急無償資金(5万ドル)
 平成17年度 テント、発電機、浄水器等(1,250万円相当)
 

国際機関を通じた協力

1. UNESCO
 1996年 「世界文化遺産修復計画 ルーマニア国プロボタ修道院」
 (UNESCO日本信託基金より854,300ドルを拠出)
2. 世銀
日本特別基金についての詳しい説明は、世界銀行のホームページ
  • 2000年「灌漑セクター改革とリハビリ」計画:
    開発政策・人材育成基金(PHRD基金)より650,000ドル(無償)を拠出
  • 2001年「農村教育」計画:
    開発政策・人材育成基金(PHRD基金)より462,540ドル(無償)を拠出
  • 2003年「植林を通じて気候変動の影響緩和を狙った一般アウトリーチ」計画:
    開発政策・人材育成基金(PHRD基金)より503,340ドル(無償)を拠出
  • 2003年「第2次保健セクター改革APL」計画:
    開発政策・人材育成基金(PHRD基金)より521,000ドル(無償)を拠出
  • 2006年「ロマ民族支援:指導者育成プログラム」計画
    日本社会開発基金(JSDF基金)より637,300ドル(無償)を拠出
  • 2011年「障がい者支援:政策立案及び制度的枠組み改革プログラム」計画:日本社会開発基金(JSDF基金)から1,800,000ドル(無償)を拠出
3. 国連開発計画(UNDP)
  • 2002年 「ルーマニア地方女性の経済力向上」計画
    (開発における女性基金(WID基金)より250,000ドル(無償)を拠出)
  • 2005年 「ルーマニア中小企業育成・支援計画」
    (平成12年度ノン・プロ無償見返り資金より390億旧レイ(390万新レイ)を拠出)